エスプリプロジェクトにようこそ

新宿で哲学カフェ、読書会、ボードゲーム、TRPG会、人狼、その他イベントの企画開催しています。

【哲学カフェ】『男らしさは誰(何)のためにあるのか』雑感

エスプリ哲学カフェ

男らしさは誰(何)のためにあるのか

2018年1月のテーマは『男/男らしさ』

 ごぶさたしてます、レナ(@esp_rit)と申します。先日、2018年初回の哲学カフェを開催してきました。

 

 

テーマ『男らしさは誰(何)のためにあるのか』

 そもそも、いまの日本社会、女性、男性自身が求める男らしさは、なんだと思いますか?

 

 もちろんさまざまありますが、端的にいって『相手の話をうまく引き出す、聞き出す、思いを上手に伝える』ことだというのが、今回の結論のひとつでした。要するにコミュニケーション能力。共感力や理解しようとする態度も含むでしょう。

 

 たとえば、金・権力・女、デートで強めにリードすることや、死にそうになるまでバリバリ働くこと!ではないのです。それらは昔の男らしさとされました(対話ではね)。

 

「男らしさ」の快楽―ポピュラー文化からみたその実態

「男らしさ」の快楽―ポピュラー文化からみたその実態

 

 

哲学カフェにくる人だからの意見かも

 正直にいって、わたしはこの意見に懐疑的でした。というか、これがいまよしとされる男らしさというのは実感としてわかりますし、オラオラした男性は苦手なのでむしろこんな男性が増えるのは非常にありがたいです。増えてほしい。

 

 ですが、これは東京やその近郊で暮らしている20~40代の学生や社会人男女だからの意見なんじゃないの?特殊とはいわないまでも、日本の大半の感覚なの?という疑問があります。

 

コミュニケーション力が大事なのは、頭ではわかる

 若い世代の男性は特に、そうでない男性も、意識では「男女平等」「コミュニケーション力」を大切だと考える男性は増えているでしょう。

 

 ですがわたしは、心底それらが重要だと男性自身が思っているかにはかなり懐疑的で、いざとなったら「女には負けたくない」とか「自分(男)は性的にみる対象でみられる立場じゃない」とか、女性蔑視と逆で「女性は敬うべきだ」とか「女性にはたててほしい」とか「いわないでもわかってほしい」とか「女としてみられなくなったらむしろいやでしょ」とかの感覚がない人は少ないんじゃないかな―。(←↑わかりやすいので男女感覚に偏った内容ですが…)

 

 これはいい悪いではなく、育ってきたなかで培われたことです。母親が父親や息子に献身的なことはよくありますし、男の子は多少乱暴でもいいみたいな風潮はあったし、ゲイや男性アイドルじゃなければ、性欲にさらされた経験も少ないはず。

 

 とはいえ男性にかぎった話ではなく、女性も昔風の男らしさを本当に求めていないかというと、無意識に求めることはよくあります。男女平等意識の強い女性でもね。そのぐらい根強いというか根深い。

 

らしさのレベルがあがっている

 対話の最初のほうでは、古い男らしさを捨て、新しい男らしさが求められていると思ったのですが、どうやら古い男らしさを薄めて(よさそうな部分は残し)、さらに「コミュニケーション力」などの新スペックを追加したものが、いま求められている男らしさなのだと判明しました。たとえば家事育児能力などもです。

 

 女性も同じですね。仕事して子どもを育てて夫の世話をし、きれいでいつもにこにこしていて。このレベルのことが、男性にもすごい勢いで、好ましい男らしさとして求められている。たしかに男女平等かもしれませんけども。

 

 しかし参加者の誰も、ここまでの男らしさを求めているという意見はありませんでした。求めるということは、求められる可能性があり、完璧にこなすのは困難だからです。しかし社会の発する印象を総合してしまうと、男も女も求められる"らしさ"のレベルがあがりまくっています。言い換えれば、昔より男らしさの解像度が上がったといえるのかもしれません。

 

結局『男らしさは誰(何)のためにあるのか』

 当日でた答えはその場かぎりとしますが、みなさんは誰(何)のためにあると考えるでしょう。

 

 この日の対話を通じて、ジェンダーにはますます興味がでました。今後も性的な内容含め、ジェンダーをテーマにした日をもうけていく予定です。

 

次回の哲学カフェ

 2月10日(土)に開催予定です。テーマは未定。

 詳細はイベント開催日の数日前にご連絡しますので、お申込みをお願いいたします。

 

エスプリ対話カフェの予約


hhttps://coubic.com/esp_rit/124989

 

 過去のイベント

 このときもめっちゃ考えたなー><

 昔の男らしさといえば!